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Q&A No1.

皆さんの疑問にお答えします




Q.投稿者 AKASHI さん
そちらでは健康系のシャンプーやトリートメントは作っておられないのですか? 




A.タク所長
AKASHI様、お問い合わせ頂き有難うございます。

まず結論ですが、当研究所ではシャンプーに関して研究はしておりますが、洗浄剤にいささかの問題点を感じており未だ製品化は致しておりません。

理屈としては、被毛のある動物は皮膚構造の強さ厚みが人の五分の一程度しかなく、洗浄剤に対する耐性が非常に低い事がまず挙げられます。加えてシャンプーというのは皮膚表面の防御膜である脂肪酸膜と、それらを作り出す皮膚常在菌(表皮ブドウ球菌、黄色ブドウ球菌など)までもを落としてしまい、バリアゾーンを取り去る行為ですので注意が必要なのです。




これが、犬などのシャンプーは「一ヶ月に一度」の定説の根元となっているわけです。



したがいまして、シャンプーをする場合も出来るだけ優しいタイプの物をお使いになることをお勧めします。具体的には洗浄力が強過ぎる合成界面活性剤系のシャンプーは避けて、皮膚科学に則って製造されているシャンプー(化学合成剤不使用の表示品)などです。



また、散歩やお遊びで汚れてしまった場合も毎回洗浄剤を使うのではなく、強目のシャワーで表面の汚れを洗い落とす水だけのシャンプーをお勧めします。

ノズルから出る水圧と小さな水泡で皮膚上の汚れも十分落とせます。洗ったあとは直ぐにタオル等で水分を拭き取り、できるだけ早くドライヤーで乾かしてあげることが肝要です。





トリートメントやリンスに関しては私は不必要と考えます。
毛並みの美しさを披露する必要のあるドッグショー出場などの際には仕方がないでしょうが、日常生活には必要はないでしょう。ブラッシングだけで十分美しさは保てます。

さらにシャンプーとリンスあるいはトリートメントが一緒になったもの(リンスインシャンプーなど)は確実に悪影響を与えます。シャンプーは取り去る行為であり、トリートメントは付加する行為で、これらが同時に出来るということ自体論理的に整合性は有りません。



ご質問有難うございました。
当研究所ではこれらペットのボディケアについての正しい知識をお伝えしたく、まだ立ち上げたばかりで充実はしておりませんが徐々にアップしてまいりますので時折ご覧ください。


またのご質問をお待ちしております。

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