このページでは、ペットケア専門誌「F'sClub」に執筆・掲載された記事から、
シーズー、パグ、フレンチブルドッグなどのシワの深い短頭種のワンちゃんに発生しやすい「皮膚炎」に関する記事を抜粋し、紹介させていただきます。
シーズー、パグ、フレンチ・ブルドッグなどのシワの深い短頭種に多いのが皮膚の病気。
これらの病気も日頃のケアで防げます。
困った!夏のマセラチア
ほかの犬と比べて皮脂腺が発達しているシーズーなどは、酵母菌のマラセチアが原因となり皮膚炎が生じやすい犬種。
マラセチアは湿度が高いと増殖するため、夏場の空調は「冷房+除湿」が必須条件です。
湿気により、ゆるんだ皮脂がたまりやすいお腹まわりを中心にケアするとともに、夏場でも快適に過ごせるよう、風通しの良いカットスタイルにしてあげるとよいでしょう。
夏はお腹まわりを中心にケア
下記の画像の手順にてケアしましょう。
また、エアコンは冷房+除湿モードに。
風通しが良く快適なサマーカットスタイルもおすすめです。
困った!冬の乾燥
冬場におけるかゆみは、皮膚乾燥がおもな原因。
乾燥する冬場でも原産国の自然環境とでは条件がまるで違うため、適切な保湿ケアが大切です。
とくにシャンプー後は、皮膚のガードゾーンとなる皮脂(脂肪酸膜)ごと失ってしまうため気をつけましょう。
冬は保湿ケアを忘れずに!
とくにシャンプー後の数日間はしっかりと保湿を心がけましょう。
目のケアも忘れずに!
皮膚のシワが深いパグ、シーズー、フレンチブルドッグなどのシワが深い犬種は、目や鼻のまわりに汚れがたまりやすのが特徴。
マッサージする前に、シワがめり込んだ部分も丁寧に拭き取りましょう。
鼻涙管(びるいかん)が詰まりやすいので、目頭を重点的にマッサージします。