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消臭剤の話

お問い合わせ

ご利用者の方から下記のようなお問い合わせがありましたのでコチラにも転記しておきます。




Q.まとめ買いをしたいので、未開封での消費期限を教えてください。

尿の匂い以外でも消臭効果はあるのでしょうか?
ボトルにも書いてありますが、ペット以外での使用方法を
もう少し詳しく知りたいです。
例えば、白いシャツなどに直接スプレーしても大丈夫ですか?
シミになったりはしないですか?




A.お問い合わせいただきありがとうございます。

◆バイオバニッシュの使用期限に関して
バイオバニッシュは高度に精製された植物エキスですので基本的に腐ることなどはほとんどありません。
また、成分としては光合成菌を増殖させることのみを目的として作られておりますので劣化もかなり遅いとお考え下さい。弊社ラボでのテストでは未開封放置で3年経過したものをテストしたところ十分な能力を発揮しておりますし、開封であっても都度キャップをしていただければ6ヶ月程度は問題なくご使用いただけます。


◆バイオバニッシュの消臭メカニズムに関して

まず、一般市販されている消臭剤には大まかに3種類有ります。
一番多いのは植物エキス+合成界面活性剤+水で作られたタイプ(ファブリーズなど)です。このタイプは植物の天然消臭力を利用したもので空間に飛散した汚染物質の分解をしますから空間消臭には向いていますが、環境に染みこんだ汚染はほとんど分解できません。蒸発乾燥した時点で仕事は終わりです。

次は「なめても安心」とか「消臭後は水に戻る」「確かな除菌力」と謳っている事で見分けが付きますが、塩素系剤です。
こちらは名目どおり除菌剤としては素晴らしい能力を発揮しますし、環境蓄積の消臭力もそれなりに高いタイプです。しかし塩素濃度がおおむね100ppmも有りますので(水道水への塩素添加は5ppm、プール殺菌では2ppmです)、毒性は無いものの環境内や動物の体表に必要な有用菌まで完全滅菌しますのでペットの体への日常的使用には配慮が必要です。


そして最後がバクテリアを利用した消臭剤です。
かなり微生物学の知識が必要な製品ですので非常に銘柄は少なく、弊社のバイオバニッシュ以外ではサンメイト社のバクテリンしかありません。バクテリンは乳酸菌であるEM菌群を利用した製品で環境負荷も無く、環境用消臭剤として私も認めるところの非常に優秀な製品です。


さてお尋ねのバイオバニッシュですが、こちらは乳酸菌群では無く、シアノバクテリア(人畜無害)等の「酸素発生型光合成菌」を利用したものです。分かりやすく言えば、30億年前から地球上に存在し、毒性の水を有用な水に換えたり毒ガスを空気に換えたりして我々動物が生きていける環境を作り上げてきたバクテリアたちです。これが居るので地球は命に満ちているのです。

我々動物は生きているだけで空気(大気)を消費して毒ガスを発生させますが、汚れた空気のほとんどは植物が捕らえて再生産します。これが消臭剤に植物エキスが使われる理由です(石油由来の合成剤不使用が理想的ですが)。
そして生き物は全て糞尿を垂れ流しますし死しては腐って土壌や水源を汚染します。しかし地球が何億年も健康なのはこれら汚染のほぼ全てを光合成菌群が炭酸ガスや水に変換するからこそ森林が生み出す水は植物ビタミンや鉱物ミネラルを含んだ健康なものであり、水生植物や昆虫や魚たちが住める水として成り立っています。

バイオバニッシュはこの自然の力を応用した消臭剤です。
原料は植物のみで作られ、噴霧した場所にシアノバクテリアをはじめとした光合成菌を吸着及び増殖させる仕組みです。
そして光合成菌はほぼ全ての種類の毒物や汚染物質を分解する能力を持っていますので、基本的にはどんな場所へでも使用できます。

ただしバクテリア消臭剤の弱点として空気中の汚染にはあまり強くありませんし即効性も低いのです。

《こちらは弊社ボディフレッシュナー(植物120種ビタミン使用)の方が遙かに優秀で、空中噴霧(あるいは加湿器のようなミスト噴霧器)などで一瞬にして空間悪臭を取り除けます》


つまり、光合成菌が増殖して汚染物質を分解するまでに多少時間を要すると言うことで即効性には乏しいのです。
しかし、だからこそ、ペットのトイレ周りや車のシートなどに染みこんだ汚染(特に動物タンパクや脂肪酸など)の分解に効力が出るのです。
汚染箇所へ直接噴霧すると約7日日間にわたって光合成菌が増殖して汚染物質を炭酸ガスや水に分解し、その間腐敗菌やカビ菌や酵母菌などのいわゆる「匂い菌」を寄せ付けないという、継続性持続性、また予防剤としての機能が特徴なのです。



バイオバニッシュには2機種用意しております。
ひとつはご質問のバイオバニッシュプレミアムですが、こちらは光合成菌の働きをベースに、同時に空間消臭も果たすように数種類のハーブエキスを配合しております。つまり、空間へ飛散した悪臭分解と、環境へ蓄積された汚染分解を2ウエイで果たすように作られた「室内用」なのです。

もう一つはバイオバニッシュTRで、こちらは広範囲への使用を考慮した環境蓄積汚染専用で、コスト面も考慮して高価なハーブはブレンドしておりませんので空間消臭や即効性は低いタイプです。したがいまして原液タイプで水で10倍まで希釈して使用できるようにしておりますが、特に臭いが強い場所へは原液そのままの使用をお勧めしております。

最後に、ご質問中の「白いシャツに・・」ですが、こちらは完全精製されて無色であるボディフレッシュナーをお勧めします。
衣類などに付着した悪臭物質はおおむね繊維の表面だけに付着しておりますので、即効性の高いボディフレッシュナーのほうが効果が得られやすいですし、何より植物ビタミンのみで作られて飲用水適合検査までパスしておりますので傷めたり変色させる心配がありません。



正しくご理解の上適切にご使用いただきたく長文になりましたが、ご参考いただけましたら幸いです。

バイオバニッシュについてのご回答

ご利用者の方から質問がありましたので、回答を含めコチラへメモをしておきます。




Q.バイオバニッシュについてお伺いしたいのですが、こちらはコンクリート部分に使用した場合、効果(消臭効果や持続日数等)はどうなるのでしょうか?



A.
増田様お問い合わせいただき有難うございます。
結論から申し上げますと、まさしくそういうケースでこそ使っていただきたい製品です。

バイオバニッシュには2つのラインナップがあります。

バイオバニッシュプレミアムは基本的に室内用となっておりまして、床や壁や絨毯など、構造物に染み込んだ汚染源をバクテリアコントローラーにより光合成菌(主にシアノバクテリア)が長期にわたって分解するとともに、コントローラーとは別に添加したハーブオイル(ニーム、トール、カプサイシン)が瞬時に蒸散して室内空間に漂う悪臭因子を即座に分解すると「即効性」も付加されております。

もうひとつのバイオバニッシュTRは屋外専用で設計し、何よりコストパフォーマンスを重視した完全精製前の原液タイプとなっております。

水道水などで薄めて庭や犬舎(コンクリート)などに広範囲にご使用いただけますが、ただし、屋外の空気は常に流れ去っていきますし、空間消臭に即効性のあるニームなどの植物オイルは非常に高価なものであり、広範囲に消臭する必要のある屋外では金額的に現実性が無くなります。したがってTRは純粋にコントローラーのみで作られておりますので非常に低刺激であり、カビ菌なども排除するとともに花壇や芝生など動植物にとって快適な環境を整備する力も備えております。

消臭のメカニズムとしては、バクテリアコントローラーが周囲に自然に普遍的に存在するシアノバクテリアを吸着して一気に増殖させ、光合成菌であるシアノバクテリア(好気性陸上タイプ)がコロニーを作って悪臭の原因である匂い菌(酵母菌や腐敗菌やカビ菌)を駆逐し、構造物に染み込んだ動物性たんぱくや脂肪酸や尿素などを分解して炭酸ガスや水に戻してしまう性質を利用しています。このシアノバクテリアは人畜無害であり、5〜6日ほど継続して増え続け6日目あたりにピークを迎えてまた徐々に減っていきますので、5日に一度のご使用でピークを保てます。

ちなみに、一般的にショップで売られている植物由来消臭剤は空間の一時的消臭は得意ですが、蓄積された汚染源は分解しません。また最近人気の塩素系消臭剤は非常に除菌力が強く有機物に当たると水に戻る性質を持つので重宝されますが、こちらも原因蓄積汚染物質を分解することは有りませんので、一時的に匂い菌を滅したところでソコヘ動物性たんぱくや尿素などの餌が溜まっている限り匂い菌は半日程度でまたすぐに増殖を始めます。

これが消臭剤が一時的にしか効かない一番大きな理由なのです。
コチラもご覧頂ければ幸いです。






 

シーズー・パグ・ボストンテリア・フレンチブルドッグ 梅雨の悪臭対策

湿度と悪臭の関係性について


ペット生活における悪臭を語る場合、梅雨と悪臭に関する関係性は切り離せません。
例えばお部屋が臭いとか、車の室内が臭いと感じる時は往々にして湿度が高い時ほどその度合いが強よく、乾燥期にはあまり臭わいません。

ではなぜ湿度が高いと臭くなりやすいのでしょう。
その原因はずばり「菌」による物なのです。

私たちの暮らす環境下には様々な菌が居ますが、とりわけ「匂い菌」と呼ばれる、酵母菌や真菌や腐敗菌やカビ菌などが室内悪臭の主な原因となります。そしてこれらの匂い菌は高湿度になるほど増殖しやすく、さらに私たち動物が体や皮膚から排泄する汗や皮脂やたんぱくなどを餌にして増殖を加速させます。




イメージを持ちやすいように分かりやすい現象を例に上げてみます。



例えば、テニスやジョギングなどをすると汗をかきます。
このさいに額などから流れ落ちる汗は臭いでしょうか?
スポーツの最中に流れ落ちる汗は、一種健康さと爽やかさを伴って居るイメージもあるように、それそのものは決して臭くはありません。

しかし汗をかいて30分〜1時間経過するとどうでしょう?
ジャージやシャツがかなり強い悪臭を放つようになってしまいます。
それほど匂い菌というものは条件が揃えば一気呵成に天文学的数量が倍率とスピードで大増殖するのです。

これを普通は「汗臭い」と表現しますが、前述したようにこの匂いは汗そのもの匂いでは無いのです。
私たち(動物の)の汗(尿や涙や汗などの体液・皮脂や皮膚の老廃物)に含まれる「尿素・尿酸・たんぱく・脂肪・脂肪酸」などを培地(餌ですね)にして、そこへ高湿度も加わって匂い菌が一気に増殖し、その菌達が出すガスの匂いなのです。





ワンコの場合・・・


さて、では具体的に梅雨場のワンコ悪臭対策の話になりますが、犬には汗腺がありません。ようするに汗はかかないのですが、問題は体の形や、その他の種としての特徴が梅雨場の悪臭の大きな原因となっているのです。

気候風土と犬種(シーズー編)でも書きましたが、犬種によっては日本犬の5倍も皮脂腺が発達している犬種も居るわけです。そして日本の梅雨は正に「高温多湿の亜熱帯気候」であり、湿度90%を遥かに超える日々が6月から9月一杯くらいまで続くわけですから皮脂たっぷりのワンコ達はたまったものではありません。モロに体中が匂い菌の温床になるわけです。

そして皮脂腺ばかりの話ではありません。
耳垂れ犬種もそうなのですが、タイトルにあるようにパグやボストンテリアなどの皮膚に皺のある犬種も梅雨場は特に気をつける必要があります。お顔の皺を広げてみるとじめじめとして酷いときには赤くただれてさえいます。そして当然のごとくこの部分へマラセチア菌を始めとした匂い菌が大増殖して悪臭を放つわけです。


したがってこういう犬種の梅雨場対策は部位の清掃(清浄)と室内の湿度管理が重要となります。
室内はエアコンの除湿モードで一定の湿度に保ち、耳の中や顔周りの皺の中や、シーズーなどは皮脂が緩みやすいお腹周りなど、日々の清拭が欠かせないスキンケアであり、実質的な消臭作業なのです。

ペット生活悪臭の根本的なメカニズムを把握し、その原因を取り除かずして、化学合成剤や塩素系剤などの消臭スプレーで室内消臭を試みても効果が得られないのは当たり前なのです。ペットショップの消臭コーナーで売られている現在主流のスプレー形式の消臭剤が一時的な消臭効果しかえられないのは、こういったメカニズムに対応されておらず、病気で言えば対症療法であり根本治療で無いのと同じで一時的な空間消臭のみで終っているわけですから数時間経てばまた臭い始め、一日に何度もスプレーする結果となっているわけです。


そしてワンコ生体の清掃を行う場合、化学合成剤や除菌力の強い塩素系剤などは確かに瞬間的な消臭や除菌など化学的清潔は得られますが、今まで何度も書いてきたように、被毛のあるワンコやニャンコなどの動物の皮膚は我々人間よりずっと弱いわけです。したがって清浄力の強い洗浄剤や除菌力の強い薬剤や合成剤や塩素剤を清掃に使うということは、結果として「消臭は出来たが皮膚は傷んだ」などの本末転倒な結果になりかねないのです。

「犬猫の体の清掃は人間の赤ちゃんをキレイにする事と同義、同質のもの」と意識して日々のケアにあたり、美しくて楽しいペット生活を楽しみましょう。





次回は梅雨時期のトイレ周りの消臭について考えてみましょう。












□120種のビタミンシャワーが美しく爽やかなペットライフを実現させます。

●ピュアラシステムケア ボディフレッシュナー350ml
草木エキス120種+α3000プラチナ還元水
化学合成剤、防腐剤不使用
fleshner200dpi















●プロ仕様 ピュアサイエンス400ml
草木エキス120種+α4000プラチナ還元活性ミネラル水
化学合成剤、防腐剤不使用
ピュアサイエンス200dpi














 



※ボディフレッシュナー、スーパーピュアラ、ピュアサイエンス共に飲用水適合検査基準をクリア、ボトル内で魚が飼えるほどの安全性を実現させました


ピュアサイエンスベタポップ二分割






















 

消臭剤を考える③

塩素系除菌消臭剤の特徴



現在どこのペットショップやホームセンターのペット消臭剤コーナーへ行っても塩素系の消臭剤を良く見かけるようになりました。人気も上々であり、お店によっては一押しで大量陳列しているケースも見受けられます。 

人気の秘密はまず除菌力の高さに対する期待値でしょう。
ペット用の物は概ね100〜200ppmの濃度で作られており、例えば怖い犬パルボウイルスをシャーレに10の6乗(約600万個)ほど植え、ペット用塩素系除菌消臭剤を5〜6回スプレーするとおおむね15秒程度で完全滅菌出来るほど強い除菌力を発するようです。

そしてこれら塩素系剤に共通の特徴として有機物に触れたら(除菌した後)水に戻るという性質が一般受けする要因となっています。従来の殺菌剤のように毒性は無く、早期に分解するために残留性も低く、これらの性質からして、一言でいえば「非常に便利なもの」という事が言えます。





では、塩素系ペット用消臭剤がどういう物であるかもう少し掘り下げて考えてみましょう。
まず塩素系剤には大きく分けて下記の2種類のものが市場に出回っています。 

 
・HCIO (次亜塩素酸)
・CIO2(安定化二酸化塩素) 



ここではあえて詳しい説明は省きますが、これらの素材で作られたペット用除菌消臭剤は、従来、化学工場や食品工場の清掃などに使われていた塩素剤と元は同じなのですが大きく違うところは塩素ガスが発生しにくいところです。


毒性と残留性は低く(塩素ガスは毒性)、塩素ガスが発生しにくく、除菌力が高くて除菌した後に水に戻るわけですからこれは本当に便利な物が出来たと言えます。




消臭剤を考える②

消臭剤のタイプと機能を知ろう


ホームセンターのペットコーナーやペット専門店の棚に並んでいる消臭剤の大部分は植物由来の消臭剤です。主立ったところをざっと並べて使用材料及び成分を見てみると以下の通りです。

 

  

  a社 トウモロコシ、除菌成分(有機酸など)

 

     b社:  緑茶乾留エキス、ショウガ乾留物、グレープフルーツ種子、除菌剤

 

     c社:グレープフルーツ種子成分、さとうきび成分

 

     d社:両性界面活性剤、緑茶エキス、除菌剤、香料、エタノール
  

 

 

   
 

ご覧のように各社植物エキスをベースに除菌剤や銀イオンや界面活性剤やエタノール等を配合して、ペット周りの布製品や床などに染み付いた匂いを取る工夫をしています。

 

 

ではなぜ植物なのか?ということですが、これは消臭を考えるで述べたように、すべての植物が元来消臭能力を持ち合わせているからです。

 

 

簡単に説明すると、植物も我々動物が汗をかくのと同じように、地中から吸い上げた水分を幹や葉や花びらから蒸散(放出)させていて、これらに含まれる成分が大気中の汚染物質等を分解して元の「空気」に戻す(再生産する)性質を有しているからです。

蒸散された植物の成分は完全に蒸発する過程において秒速
80mのスピードで360°方向へ拡散し、汚染物質を捉まえて炭酸ガスや水へと変換させているのです。





そしてもう一つの機能としては、植物の大部分はそのエキス内に除菌力をも有しています。
昔おばあちゃんがお茶の葉を畳の上に撒いてほうきでお掃除していたのはこの機能を上手に利用した正しい知恵の産物です。

 

 

 

一般的な植物系消臭スプレーは、これらの機能を持った植物エキスに、さらに除菌力に優れた合成界面活性剤(中には石油由来合成剤も)などの化学合成剤を添加してより強力な形にしてあるものがほとんどです。

 

 そしてこれらのスプレー式植物系消臭剤がもっとも効果的に思われる理由に「即効性」と「空間消臭力」があります。これは先に述べたように、植物エキスをスプレーで噴霧すればそれは空間へ蒸散されて室内の悪臭因子を捉えて即座に分解するからです。




従って、植物エキス系は様々な素材で作られている消臭剤の中でももっとも空間消臭に向いているという事は言えます。
 

 


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